ニーズかシーズか(新規事業の企画手法)

新規事業を企画するための既存事業の強みを重視 その他

新規事業の事業コンセプトを考えるとき、世の中のニーズを起点に考えるのか、自社の強みを起点に考えるのか二つのやり方があります。ニーズとシーズのどちらに力点を置くかという話です。このサイトでは、自社の強みを起点に考えていく方法(シーズ起点)に拘っています。2つの理由があります。

第一に、このサイトでは自社にとっての新しい試みを新規事業と呼んでいます。すでに存在する既存事業の経営資源を使って行う、成長の為の新たな試みです。従って、自社の既存事業で培ってきた経営資源の活用、自社の既存事業との相乗効果などの視点無くして新規事業を考えることは考えられません。まずは自社の持つ強み、培ってきた経営資源を起点に発想することが出発点になります。

一からベンチャー企業を作って創業する場合には、ニーズ起点の考え方の重要性はより高いでしょう。あるいは、既に既存事業を営んでいる会社があるが、世の中にない革新的な事業を考えるならばニーズ起点の考え方の重要性は高いです(新規事業の多くの方法論は、この前提が多いと思います)。しかし、本サイトでは、既存事業を長年営んできた企業が、自社にとっての新規事業を考えるので、強み起点に拘っています。

第二に、ヒト、モノ、カネ、すべてに限られた資源しかない中小企業の場合は、世の中のニーズ起点で発想するより、自社の強み、得意なことから発想していくほうが効率的なことが多いと思っています。豊富な資金力や組織力を持つ大企業と違って、中小企業は自社の強みから考えていくことが合っていると思います。まずは自社の強みをとことん考え抜くことで、世の中の現象を見てヒラメクこともあります。それまで無意識に気づかなかったニーズに気づく可能性が高まります。つまり目に入るものが変わります。だから、既に歴史のある中小企業の場合、基本は強み起点で考えることが出発点にするのが良いと思います。

既存事業の強みを新規事業に活かせるように深く考え整理する方法は、フレームワークを参照してください。また、ブログのプルダウンメニューにある「事業コンセプトのづくり方」の各記事を参照してください。

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